よく悩みがあると話を聞きますが
悩みに対して 「 大したことはない/気のせいだ 」 など
悩み自体を否定されてしまう事もしばしば。
どうしてなのかな?というお話。
これらの問題は別の話として考えるが早い。
例えば右腕を怪我や骨折をして一時的に動かなくなったとします。
左手だけで何かを行う場合は苦労します。
この場合は自分の右腕を意図的に使わなければ
誰でもその大変さを経験できるので理解してもらえる。
これが悩みと考えますと、自分の体験や想像できる範囲内で
理解する事はできるが、体験や想像できない。
いわゆる自分が理解できない事では悩みの想像ができない。
なので、自分の知らないや想像ができない悩みは
「 大したことはない/気のせいだ 」 と言われてしまうのは当然と
考えておかなくてはならない。
私は現在、薬を飲まないと眠れない不眠症である。
しかしながらこれも 「 疲れれば眠れる/布団に入れば寝られる 」 との
表現をされます。
これは通常の人では、疲れれば寝て朝になって起きる。
布団に入っていれば眠れるという体験のみなので
不眠症と呼ばれる 「 布団に入って意識があるうちに目覚ましが鳴る 」
との類は想像が難しい。
「 でも、そのうち眠れるでしょ? 」 となる。
「 徹夜を数日間行い、気絶するようにしか意識が落ちない 」
という状態は想像に難しい。
なので、どの問題に対しても理解をして?となると
相手が経験していない限りは難しい。
想像が可能な範囲の悩みであればある程度の同意は可能であるが
完全に自分の悩みを理解して同じように考えてくれるか?となると難しい。
大抵、悩みがある場合は辛いの状況であり
誰かに助けてほしいものであるが
同じ類の辛さを理解してほしいと接してしまうと
相手は困ってしまうのである。
性格などにもよるが、経験をしていなければ想像に頼るしかなく
頼るしかないのであれば、口が滑ってしまう事もある。
どうしてそんな事を言えるの?ではなく。
なので、相談をする場合は、自分の辛さを吐き出すとの意味合いで
話すのがよく、辛さを理解してほしいとなると双方によくない。
人に対して冷たくない?冷酷では?というご意見があるのは
当然としまして、理解をしたいと思いますが
この同じ類の感情を理解して?は一致していればいいのですが
ズレていたりすると新たなトラブルの元になってしまう。
典型的な話では冒頭の悩みに対して
「 大したことはない/気のせいだ 」 という類が当てはまります。
一番よいのは、それらの悩みのコミュニティに参加する事でしょうか。
それらであれば同じ境遇の人がいますので理解されやすい。
ただ、これが注意なのは
同じ悩みを持つもの同士として、相手へ依存してしまうと
いわゆる相手へ支配、コントロールされてしまうという状況になります。
この人しか私の話を聞いてくれない、
この人しか私の話を理解してくれないとなるとよくない。
実際のその悩みな経験がある+悪意を持った人は
同じ境遇の悩みに届く、的確な表現を出し心の隙間に入るがとても上手。
あまりにもスルリと心に入ってくる人がいましたら
注意が必要です。
以上。
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