皆様は褒める、もしくは褒められる事がありますか?
褒めるという大げさな表現でなくとも
これが好きだから、という表現をする事がありますが
言葉自体は褒めているのに、気持ちよく褒めていない
褒められていない、時には褒められたくない、褒める事自体が悪い。
という状態になる事があります。
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さて、上の表現にて褒める事自体が悪くなる
タイトルにあるように 「 害悪 」 になるという表現になるは
どういう状態でしょうか。
難しく考えなくてよくシンプルでいいのでありますが
褒めると批判するを混ぜない、というだけであります。
「 褒めた後に叱る、叱った後に褒める 」
という意味ではありません。
簡単な例でありますと、ご兄弟としまして親が
「 兄は ○○ が出来て頑張りましたね
それに引き換え弟は何故出来ないのですか?努力しなさい 」
言葉を言い換えれば
「 何かと比較して褒めない、一方を下げて褒めない 」 の類。
これらは競争という意味合いでは正解でありますが
誰も得をしていないのです。
上の例で説明しますと
褒められた方の兄は、自分が褒められると同時に弟が怒られる。
素直に 「 兄が○○が出来て頑張りました 」 と表現すればいいのに。
自分が褒められ、一方では弟が嫌な気分になる。
自分がいい事をしたら弟にマイナスな言葉が投げかけられる。
心の優しい兄であれば、親の目の前でよい行動は控えるはずです。
何故かと申しますと、自分のせいで弟が怒られるから。
親へも、どうして自分を褒めるのに弟を攻撃するのか。
自分の褒められるであろうよい事をダシにして、人を攻撃しないでほしい。
褒められても全くプラスになりません。
マイナスです。
逆に弟はどうでしょう。
兄が褒められる事をする度に、自分は比較され怒られるのです。
年齢が上の兄とは行動や考えも劣っているのは当然。
努力で補えるはありますが全てではありません。
なので、兄がよい行いをすると自分が怒られるのです。
兄には静かにして欲しいとの感情が生まれ
過度に理不尽な怒られ方をすると怒りも湧きます。
どうして兄ばかりが、兄と比較しないで欲しい。
私は私である。
親にも当然マイナスの感情が起きます。
つまり、親が比較して褒める度に
親 ←→ 兄 ←→ 弟 と全てにおいてマイナス面のループが起きます。
これを長く、そして幼いときから継続して植え付けると
家族の仲が悪くなります。
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どうしてこういう記事を書いたか?と言いますと
私も同じ経験があるからです。
私は兄の方の立場でありますが、本当に嫌でした。
なのでこの記事にあるように、誰かがいる所では動かずに
裏でサポートをするという類に特化しております。
これを改善するには褒めるを単独で行う事です。
褒めるのプラスな表現と何かのマイナスの表現をくっつけない。
ご兄弟がいない場合は、商品やサービスとして考えていただければ。
「 A社のサービスは最高、B社も見習って努力をして欲しい 」
この表現を多く見ます、同じぐらいに並んで欲しいという
希望・願望というお話だと思います。
悪意はないとしまして、純真に。
しかしながらA社が、サービスは個々で違っていてもよい。
上も下もなく比較しないで、自らの道を追求して欲しい。
こう考えているとしたら、どうでしょうか。
それならば純真に 「 A社のサービスは素晴らしい 」と
表現すればよく、A社に気も遣わせなくて済みます。
考えすぎでしょ?そんなことを言っていたら何も表現できない。
お考えになるのは自然であります。
けれども、そう考える人もいる。
それだけ頭の片隅にでも入れていただければ
私のこの記事で書いた意味があるとなります。
それでは。
以上。
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