人に何かをアドバイスする場合は自分の発言が相手に対して
正当な物なのか?役立つ物なのか?気づきを与える物なのか?
この類が必要なのだと思います。
ただこれは相手が現在どういう状況なのか?の
観察眼なる能力が必要。
相手の状況がAだからBをする方が効率的だよ。
こう表現するのであり
A → B → C → D と続いていてBの作業をしているのに
把握もせず 「 早くDをやりなさい、どうしてやらないの? 」
とアドバイスをしても意味がないわけです。
想像しやすい例としまして
親から子へ 「 宿題はやったの? 」 と聞く場面です。
子が親の隣で宿題を1時間近くかけ片づけて
テレビを見ていたとして上を言われたとしましょう。
お子様はノートを広げて何をしていたのでしょうか。
子がノートを開いて何をしているのか?との意識があれば
隣にいるのですからノートを少し見ればいいわけです。
数式があれば計算をしているという類ですね。
これが把握です。
把握をしていれば 「 宿題はやったの? 」 ではなく
「 今日の宿題は算数だったの? 」 と言葉を変化させられるはずです。
これで子は親が宿題をやっている姿を見ていてくれている
その理解になります。
これを 「 宿題はやったの? 」 と言われると
隣にいるのに何を見ているんだろうか?になります。
隣で1時間ノートを開いていて何も把握していないのかな?
何を見ているのかな?自分のことは興味がないのかな?
子はこう受け取ります。
なので、相手の行動を把握しない、出来ないなら
何も言わない=アドバイスをしないで欲しいとの類になります。
上の例ですと宿題をやって終わらせてテレビを見ているのに
宿題をやりなさいです。
終わっているのにやれとは?です。
これはお子様の話であり大人の話としては
仕事を徹夜で頑張ったのに
「 まだ仕事を終わってないのか?
何やってんだ、サボってんじゃねーぞ 」
徹夜をしたと把握していれば
「 提出した書類見たよ、遅くまで大変だったでしょ?少し休む? 」
掃除をし終えた後に
「 まだ掃除が終わっていないの?早くしてくれない? 」
掃除をしたと把握していれば
「 ○○ の掃除をしてくれたんだ、アリガトウね
コーヒーを入れるけど一緒に飲む? 」
こうなり発言内容がガラリと変わります。
断っておきますが性格の善し悪しではなく
状況の把握による違いがあるの意味合いになります。
自分が状況を把握できないのに相手へ○○との
アドバイスをする意味のなさ。
意味がないどころかこの人は把握する能力もないのかな?と
思われてしまうマイナス。
思われるだけなら良いのですが
この人は無意味な事しか言ってこないとなればさらにマイナスです。
何かを指摘したいのはわかりますが
現在の状況を把握して、自分の意見が
正当な物なのか?役立つ物なのか?気づきを与える物なのか?
これを頭の片隅に置いておかないと人間関係にヒビを
最悪崩壊につながる状況になる場合がありますとのお話でした。
以上。
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