皆様は思いやりがある方でしょうか?
定義はいろいろあるかと存じますが、相手へ親切にする
相手のためになる、気を配る、心情をくむなど。
言葉にすると、とてもいい言葉ですね。
本当にそうでしょうか?
ブログのタイトルにあるように自分が満足するだけの " 害悪 " な
思いやりに見せかけた " お節介 " という物があります。
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A 「 昨日、料理をしていたら手を切っちゃってさー 」
B 「 大丈夫なの?医者へ行く? 」
A 「 ちょっとだけだから大丈夫だよ~すぐ治るぐらいだし 」
次の日、ピンポーン
A 「 ( ドアを開ける ) はい? 」
保険の勧誘員 「 こんにちは~Bさんからのご紹介で来ました 」
A 「 え? 」
保険の勧誘員 「 お怪我をされたとかで~保険に入った方がいいとBさんからの紹介で~ 」
A 「 ( Bに電話をかける ) どういう事なの?保険って何? 」
B 「 え~だって怪我したんでょ?もしAが死んじゃったらどうするの~ 」
B 「 残される旦那さんと子供のために保険に入らなきゃさ~ 」
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さて、この記事を書いている 気ままさん は頭がおかしいのかな?
どういう例えなんだ、現実離れしている、など。
そうですね、このような例えは斜め上過ぎるし、Bのような人がいたら怖い。
ですが、人への思いやりという物は
どこからがセーフで、どこまでがアウトなのでしょうか?
上の例だけだと異常ですが
毎日どこかしら怪我をするおっちょこちょい、
注意不足で事故を何度もA は経験しているかもしれない。
見かねてBがそれほど怪我をするなら保険に入っていた方がいいよ?
と言ったのかもしれません。
そうではなかったとしても
・怪我をした部分を本当に大丈夫か見せて
・怪我をした部分に手持ちの絆創膏を貼る
・思った以上に深く化膿しそうだったので医者へ連れて行く
・思った以上に深刻で医者に行こうとしないので救急車を呼んだ
どこまで、親切な思いやりでしょうか?個々で判断が違うと思います。
ここで大事なのは、相手がどう思っているか。
自分が親切にしたい、相手のためになりたいという心意気は立派。
しかしながら、相手がどう思うか
相手が不要な親切、思いやりなら余計なお節介になる。
上のお話ならば、保険屋に訪問を頼むのであればその前に
BはAに " 保険に入った方がいいのではないか? " と言わなければならない。
最低Aの家へ " 保険屋さんを訪問させていい? " と聞かなければならない。
Aが大げさだからと断れば、それ以上は進んではならない。
自分が親切だと思って実行した思いやりでも
相手が親切だと思うかはその人、相手しかわかりません。
ですから、相手の為に何かをやるのであれば
" 確認できることは確認すべき " です。
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B 「 時間があったから冬服に衣替えしておいたよ? 」
A 「 え、まだ秋物で十分な服装だけど? 」
B 「 何言ってるの!もう11月なんだから冬服を着るのは常識でしょ? 」
A 「 いや、まだ暖かいし、誰も冬服なんて着ている人いないよ 」
A 「 秋服を出さなきゃ、何で一言、言ってくれないかなぁ? 」
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これは簡単な例にしました。
まだ冬ほど寒くないので秋服で十分なのに冬服に交換された。
冬服は誰も着ていないし、そもそもまだ暑すぎるので秋服を出しました。
そして、お決まりの言葉を言われます。
「 折角、私が、してやったのに! 」
よく周辺が見えていない人が言うワード No.1 です。
そもそも思いやりとは、上に書いたように
誰かの役に立つや相手の心情をくむを言います。
上の例では完全に余計なことで嫌がらせ。
さらに嫌がらせをされたのに感謝しろまで言ってくる。
自分の周り、相手の周り、その他に気を配れない人は
そもそも相手のために思いやることが不可能なんです。
何故って、自分本位だから。
自分がこう思ったから、親切に " してやる "
買い物で外出したり、テレビの天気予報によくある交差点などの映像を見れば
他の人がどういう服を着ているか?
冬服を着ている人がいないという簡単に手に入る情報すら見ないで
自分が思ったから、冬服を出す。
ですから、そういう人は親切の押し売り、余計なことをするな
迷惑な親切をするな、と手厳しいことを言われる。
相手の立場に立ったらどう思うか?が致命的に抜けている。
だからやらかす。
自分が苦労して " してやった " のに評価されず
文句まで言われる。
双方にとって意味のないこと。
" 親切にしてやった " 方は一方的に嫌がらせされた被害者ですけれども。
それを " してやったのに! " と声を高々に言い続け
しかも何度も学ばず繰り返すから、余計なお節介をする人という評価に。
親切は、相手の心情をくみ相手がありがとうと思って初めて親切。
自分本位のではなく。
親切はお節介ではない、まったく異なるもの。
以上。
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