皆様は 「 手伝う 」 と聞きますと、どのようなイメージでしょうか?
今回はそんな話です。
よく手伝いをするのに一言言わないと気が済まない人がいます。
「 あー、汚い、やるから貸して! 」
「 まったくこんな事も出来ないの?いい年してさあ! 」
と相手にいいながら手伝うのと
「 あ、私がやります、○○さんは □□ してていいですよ? 」
と手伝うのと、どちらがいいでしょうか?
前者は-4点
後者は+2点 と通常の人は感じます。
え?やっている事は同じなのに6点も違うの?
しかも前者は手伝っているのにマイナスなんて。
前者は
・( -1 ) 自分がやろうとしているのに文句を言われた
・( -1 ) 自分のものを 「 汚い 」 扱い
・( -1 ) さらに 「 愚痴 」 を聞かされる
・( +1 ) 自分の代わりに洗ってくれた
・( -1 ) どうせやるなら黙って洗えばいいのに
・( -1 ) 文句を言うならやらんでいいわ
後者は
・( +1 ) 自分の代わりに洗ってくれた
・( +1 ) 自分を尊重してくれている ( 面倒な事を引き受けてくれた )
細かく考えればこうです。
ですからブログのタイトル通り、愚痴を言い手伝うぐらいなら
座って何もしない方がマシ。
・( -1 ) 座ってばかりで何もしないな!
・( +1 ) でも、うるさく言われるぐらいなら座っていた方がマシ!
こう話すと次はこう思ってしまうのではないでしょうか?
「 折角やってやったのに、手伝ってやったのに 」
私は、これは一番駄目だと思います。
自分が 「 手伝う 」 と決めただけであって
「 手伝って " やったのに " 」 はおかしい。
手伝いますよ?というニュアンスでなくては変です。
そもそも手伝いをしての評価は相手が決める事です。
ですから 「 手伝いをしてやった 」
「 手伝ってやっているんだから評価して 」 は自分の考え
相手が、前者なら
「 うるさく言われるんなら自分でやるわ 」 と思えばマイナス
後者なら
「 嫌な事も口を出さずに手伝ってくれてありがたい 」 と思えばプラス。
「 手伝い 」 という物は 「 心 」 まで含まれております。
これをおろそかにしている人が多い。
例えば今ニュースで大雨被害を受け
ボランティアと報道していますがボランティアへ行った人が
「 このボランティアに行けば単位が貰えるんだ 」
「 面倒くせえが SNS に画像あげれば馬鹿が釣れるから適当やって帰るわ 」
「 すみませーん、ボランティアに来た記念に写真撮って貰えますか?
インパクトがあるゴミだらけの傾いた家の前がいいな! 」
もし、被災してボランティアが
このような事を言っていたらどう思うでしょうか?
例え、顔や態度には出さなくても
私ならショックで以降ボランティアは頼まないかもしれません。
かなり離れた例でしたけれども
行動のみでなく、言葉と組み合わせて
初めてお手伝いになる、という話でした。
日本の得意とします 「 お・も・て・な・し 」 も
相手のことを第一に考えという言葉。
私的には、五輪招致の時にその言葉を多用しては
気になりました、そういうのは裏で行うことで
前面に出すものではないので。
おもてなしをしますから楽しんでいってください!
と言われると私は恐縮してしまう性格なの・・・。
五輪は招致するという目的だから前面に出さなければ
意味がないという面で特例として考えればしょうがないのですけれども。
「 口は災いの元 」 とはよく言ったもの。
特に気軽に発言できる SNS が普及した現代では
かなり心に留めておきたい言葉ではないでしょうか。
それでは、この記事はこれにて終了です。
以上。
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