こうして欲しいという話が大小生まれることがあります。
その場合、どうしてかはわからないが
Aさんの話はよく改善をし、Bさんの話は全く改善されない。
同じ意見なのにどうして?という。
今回はそんなお話。
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さて、上でいうAさんとBさん ( 以降 「 さん 」を省略 ) の
違いはとても簡単なことで、必要最低限で話しているかが
一番シンプルな答えです。
A
○○ さん、靴下を脱いだら洗濯機の下へ置いてある洗濯の網へ
入れておいてくださいます?
B
ねえ、どうして靴下をバラバラに放り投げておくの?
網があるでしょ?それぐらい出来ないとかおかしくね?
こんなこと小学生でも出来るのにどうして出来ないの?
あー、こんな所にゴミを置いて、どうしてゴミ箱へ入れないの?
説明をしていきますが
A
・最低限のお話だけです
・靴下を脱いだら洗濯機の下にある網へ入れてください、それだけ
・感情の起伏がありません
なので相手は話を落ち着いて聞くことが出来ます
・相手へ攻撃する意図がありません、要望を伝えます
・関係のないお話はしません
A ( Bと比べて関係ないこと )
・敬語である必要はない
・へりくだる必要はない ( 自分と相手は対等である )
B
・網がある、というだけです
・自分の不愉快、イライラを前面に出し相手に不快を与え
落ち着いて聞く、考えるという思考力を奪います
・相手を小学生と比較し蔑んでいます
・関係のない話をします
B ( 文章でわからないこと )
・大きな声で責める口調、威圧気味です
・顔は般若です
・身振り手振りは大きいです
これらの違いがあります。
Aは要望を伝えているとの表現になり
Bは自分のイライラを相手へ伝えているだけ。
なので話をされた方は
Aは要望なのだと理解をし
Bはイライラをぶつけられただけ。
なのでAの要望は通りBの要望は通らないとの
シンプルなお話です。
これを見て、Aの様に最低限のお話で
感情を抑えて話せば良いのか?となりますが
効果はありません。
これはAのテクニックという問題ではなく
自分の話を相手が聞いたらどう思うかで構成された話が
Aという内容で出されたであり
相手がどう思うかで構成されていないAでは
意味がないとなります。
C
ねえ、靴下を脱いだら洗濯機の下へ置いてある洗濯の網へ
入れておいて?
こう表現をしたとします、内容的にはAと同じです。
しかし言うタイミングはどうでしょうか?
例えば何かに夢中になっている時に話したらどうでしょうか。
Aの相手がどう思うかは、その状況も含まれています。
具体的には相手の聞く環境が出来ているか。
なので、相手が夢中になっている
例えばテレビを見ていて楽しんでいる時に先ほどの
Cを話しても駄目なのです、受け入れる体制がないので。
C
折角私が優しく話をしてやっているのに相手が聞いてくれない
こうなる訳です、同じ言葉を使っていても
相手がどう思うか、相手に配慮をしているかで
結果は違います。
なので上でテクニックを磨けばよいではないと
お伝えいたしました。
自分が正しければ相手に内容は伝わるという
話ではないとの事案です。
これを自覚して
相手が一息ついたなどでAのお話をするのです。
「 靴下を網みの中へ入れて欲しいのですか? 」 と。
相手が忙しいときに一方的に自分のイライラを伝え
命令をし、相手を蔑み、
目につく物をついでに言い放つではありません。
相手に何かを話すは同じ立場で話さなくてはなりません。
理不尽を相手へ改善してもらう場合もそうです。
上にも書きましたがへりくだったりとの必要はありません。
私はあなたを尊重しますから
あなたも私の話を尊重してください。
上でもなく下でもなく横並びでというお話になります。
それでは、皆様の人間関係が捗りますようにと
お祈りいたしまして、これにて終了です。
以上。
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